2008年9月20日土曜日

Inspired by Venice







9月に入って、旅行でイタリアのヴェネチアに行ってまいりました。
今回は調布の話題からそれますが、ヴェネチアで感じたことなどを書き綴っていきたいと思います。

夫婦で2年前にローマとフィレンツェを訪れてからイタリアに魅了され、「今度はヴェネチアに滞在したい」という夢がついに実現しました。幸運にも天候に恵まれ、水の都・ヴェネチアがより一層美しく見えるひとときを満喫できた一週間でした。

夫はイタリアの教会を訪れては教会内の宗教画を見ることが好きなため、私たちの滞在のほとんどが教会(及び美術(博物)館)巡りに充てられました。

イタリアの街を歩いていて一番いいなと思うのは街並みです。古い時代に建てられた建造物が現代までずっと修復されながらも人々に愛着を持って使用されていて、その落ち着きある佇まいがいいのです。

しかもヴェネチアには、文明の利器・自動車が走れるような道路はなく(もちろん電車も地下鉄もない)、交通手段は運河を通るボートか水上バスのみ。スピーディで効率的な世界とは無縁です。そのためか、ここでの時間は実にゆったりと流れています。

サンマルコ広場にある鐘楼にのぼって島全体の景色を眺めているとき、傍に居たアメリカ人の女性は「昔の時代に戻ったよう・・・」と感動した面持ちで私に話しかけてきました。

そんな美しい街に来て数日間過ごすだけで考え方にも変化をもたらします。

例えばそれは、「古いものを大切にし価値を置く」、「歴史を語り、伝統を受け継ぐ」、「人々や生活の中に信仰、あるいは哲学が息づいている」ということにあらためて気づかされるのです。

こういう骨太な骨格があるヨーロッパの文化にひどく感化された旅でした。

5 コメント:

匿名 さんのコメント...

おかえりなさ~い。
そっか、ヴェネチアって交通手段がボートか水上バスのみなんですか。。それはまったく東京と違う世界ですね~。ゆったりとしてるからこそ、豊かな時間が流れている、という感じでしょうか。生活の中に信仰や哲学が息づいているというのも、物質主義に侵食されていなから出来ることですよね。古いものを大切にするって、そこで暮らす人々の心が豊かであるからだと思います。私のなかで、イタリアって、お金のあるなしに囚われず、人生を楽しんでいる人が多いという勝手なイメージがあるけれど、どうなのでしょうか??

mukanmon さんのコメント...

すいません、一つ前の投稿、匿名で送ってしまいました。。

匿名 さんのコメント...

ヨーロッパに人々は古いものを現代に取り入れながら大事にする。今の日本に忘れられてしまった、なにか大切なものがそこにはありますね。私は、ギリシャ正教の洗礼を受け
教会に1年に1回まいりますが、その空間は
なんともいえない力を感じます。日本人として生まれ何故ギリシャ正教なのかそれも神の
みぞしる事なのですね。またヴェネチアの記事まっております。

chouhushimin さんのコメント...

mukanmonさんコメントありがとうございます。
日本に居て(特に東京で)思うのが、新しいものばかりを求め、また追いたてられるように消費を促されてみんなとても疲れていると思うのです。短いスパンの流行に振り回されて気づかぬうちに自分自身も流されていき、何も残りません。そしてそこにはストーリーが生まれないのです。

過去に滞在したフランスやイタリアでは、過去や歴史をしっかりと受け止め、それを受け継ぐ積極的な姿勢があるのではないかと感じました。ものごとを時間をかけってゆったりと慈しむ。それゆえ、自分の存在、つまり今の自分がある、ということを確認することができる気がします。

このような経験は、アメリカでも感じなかったヨーロッパの歴史的都市独特の刺激です。

余談ですが、アメリカ人やカナダ人の観光客も多くいましたよ。

chouhushimin さんのコメント...

ギリシャ正教会の方、コメントありがとうございました。

私はギリシャ正教会に関しては全く不勉強でしたので、少し調べてみました。ギリシャ正教会は、ギリシャ人の国民的宗教ということでギリシャ人のアイデンティティの一部でもあることが分かりました。

信仰があることによって、正しい倫理感や道徳観に導かれるのであれば、混沌とした世の中に指針を失いつつある現代人にとって必要なものなのかもしれません。