2009年5月25日月曜日

街の音楽会・カート&ブルース 琴と尺八のDuo







私の母は琴を演奏していました。若いころはプロの演奏家になることも考えていたといいます。私たちが幼かった子育て中も時折、琴や三味線を弾いていたので、私は琴の音色を聞くと反応してしまいます。

2、3年ほど前でしょうか。友人と井の頭公園を散歩中に公園内の木立の中から美しい琴と尺八の音色が聞こえたので行ってみると、アメリカ人男性の二人のアーティストが日本の楽器で音楽を奏でていました。良く晴れた休日の木漏れ日の中で、自然に溶け込むような軽やかな音の響きに思わず立ち止まって聴き入ってしまったことを覚えています。

そのお二人が先週の日曜日の昼下がりに一時間ほど、この調布で演奏するという情報を市の広報誌で見かけました。場所は、私の自宅から近い西部地域福祉センターです。

琴の奏者はカーティス・パターソン、尺八の奏者はブルース・ヒューバナーで、琴と尺八のカジュアルなデュオコンサートです。

この音楽会の企画は、調布市文化・コミュニティ振興財団による地域の市民のための「出張ステージ」<あなたの街で音楽会>(入場無料)というものでした。

演奏会の始まりにはちょうど雨が降っていたのですが「アフター・ザ・レイン」というジョン・コルトレーンのジャズをアレンジした曲から始まり(その後、不思議と雨がやんで光が差し込みました!)、「春の海」、「千鳥の曲」など筝曲のための日本の古典音楽、「ディープ・フォレスト」などの彼らオリジナルの楽曲など幅広いジャンルを楽しめました。

カーティス・パターソンは和楽器について、「例えば、琴は自分の手で音を作ることができる。弦を押す指の力の強弱によってドとレの間にあるような微妙な音を作りだすこともできる。人間的で温かい、生きている音」と滑らかな日本語で表現していました。

風紋」というCDアルバムを購入しました。今このCDを聴きながらブログを書いていますが、耳を澄ましていると、力がフッと抜けて清涼な空間が広がるような美しい音楽です。曲によっては、琴がハープに聞こえたり、尺八がフルートのように聞こえるのが不思議です。この静かで涼やかな音色が心を潤し、これからの季節、特に初夏に向けて聴くのにはぴったりの音楽だと思います。

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